五騎当千を視聴しました(感想文)

 

 

2021年11月に行われたHiHi Jets初の単独アリーナコンサートである「五騎当千」

 

私情により現地に行くことは叶わなかったけれど、幸いなことに公演初日に円盤化が発表された。おそらく大人の予想を遥かに上回る数の応募があったからだろうけれど、正直なところ、代々木4公演あればまあ申し込んだ大抵のおたくが一回は当たるだろうな〜と思っていたので、当落の日に全滅TLになっていた時点で心底驚いていた。私が最後に現場に入った2019夏から2年とちょっと、この間にハイハイジェッツのおたくが増えていることは理解していたつもりだったけれど、え???ハイハイジェッツいつのまにそんなに人気に?????となった。たった3年前にEXですら単独チケ余りまくって定価割れしていたグループが、代々木4公演で全落祭りってそんなことあります?????ハイハイジェッツの勢い見くびっててすみません。。。。。

当落がそんなだったので、配信ないんかい!!!!!と思っていたのだが、初日に円盤化が発表されて、まじでありがとうございます!!!!!!!!!になった。この日から私は五騎当千の円盤が手元に届く日を楽しみに日々を生きていた。そして、円盤を見たら絶対に文章を書こうと決めていた。ので、今書いている。

 

 

※ここから先は本編およびメイキングのネタバレを含みますのでご了承ください。そして長文かつ駄文ですがご容赦ください。

 

①overture〜OPブロック

でっかい会場で豪華なライティングのoverture、アリーナ公演だーーー!と胸高鳴る。HiHi Jets(曲)のイントロが流れ、たくさんのフレッシュJr.の方々(©︎ゆうぴー)が先に踊り出す光景、めちゃくちゃジャニーズ、これぞジャニーズ!!!!!バックJr.が付くことは大人が決めたとは思うけれど、ハイハイジェッツ(およびそのコンサート)が大人にとって、HiHiのコンサートに付かせよう、と思わせる存在であることが嬉しい。バックJr.の存在意義や、バックJr.にとってのこのコンサートの意味みたいな部分もきちんと理解している彼らが好き。ハイハイジェッツって、自分が入りたてのフレジュだったらなんかかっけぇし強そうだし最初めちゃくちゃ怖いと思うんだけど、メイキングでの様子を見ると、彼らが後輩に慕われているのが頷ける。蒼弥がリハ場で指導している様子然り、涼くんの声をかける様子然り、円陣での優斗くんの「自分が一番輝くという気持ちで」「俺のファンにしてやるという気持ちで」という言葉然り、ああ、この人たちはバックにつくJr.ことも気遣うことができる/尊重できる人たちなんだなって、後輩のこと全然下に見てないなって、当たり前かもしれないけれど、そのことがとても誇らしくて嬉しかった。自分達がバックに付いていた頃にしてもらってありがたかったことや嬉しかったことを、自分達が付いてもらう側になった今、後輩に還元できるハイハイジェッツが好き。

ところで、ジャニーズの人たちがいつまで経っても話すエピソードの一つに"初めてステージに立ったコンサート"の話があると思うのだけれど、「HiHi Jetsの五騎当千」が初めてのステージとなったJr.がいると思うと、すごいね。。。

 

初の単独アリーナ、まあこれで始まるよねと、なんとなく予想していても、イントロがかかるとやはり脊髄反射でぶち上がってしまうHiHi Jets(曲)。お決まりの優斗くんの「どーもーーー!HiHi Jetsでーーーす!!!!!」からの、煽り、からの、カッカッカッ…ドン!に合わせてローラー×ポップアップでHiHi Jetsが登場する。何度見たって最強すぎる。前人未到のローラーポップアップ。ハイハイジェッツまじかっけぇよ。最高だよおめぇら。衣装も豪華。ハイハイジェッツの衣装、基本的に布多くて重そうでお金かかってそうで、しかもメンバーごとに形やデザインが違うこだわりだらけで、本当に綿密に作られていてだいすき。

そんで会場デカいしめちゃくちゃ動くだろうし、失礼ながらまあほぼ音源だろうな〜と思ってたら、え?まって、生歌?めちゃくちゃ歌うじゃん。え?歌上手くない?え?歌ってるよね???え?????なになにハイハイジェッツこわい。。。(←結果的にほぼ生歌だった(よね?)のでずっとこれが続くことになる)

 

間奏でのお決まりのC&R、もちろん声は出せないので観客のレスポンスは無音なのだけれど、ペンライトの振りと共に\HiHi Jets!/という幻聴さえ聞こえる。ゆうぴーの煽りは、無観客でも無歓声でも変わらない熱量で、そこがだいすき。はやく声出せるようになりたいね。

 

間奏後の走れHiHi…に合わせて縦花をローラーで爆走するJets、これぞ見たかった光景すぎて、泣いた。その速さに置いてけぼりにされるのすらうれしくて、ずっとずっとこの景色が見たくて。はぁ〜…やっと、やっと、ここまできたんだなぁ。

この会場にいるおよそ全員がHiHi Jetsを観に来ている。会場いっぱい、彼らのために照らされる、5色が満遍なく広がるペンライトの海。なんだか今までの色々を思い出して、あまりにも感慨深くて、やっぱり泣いた。

 

HiHi Jetsを皮切りに、序盤3曲、とにかくローラーで走る。縦横無尽に走る。蒼弥がメイキングで、絶対そうすると決めていた、というようなことを言っていた。一曲の中で、前⇄中央⇄後ろ⇄外周とこんなに自由に移動するなんて、今までどんなグループのライブでも見たことがない。ハイハイジェッツにしかできない。彼らにとっての当たり前、だけど彼らだけの特別。ローラーって本当に速いなぁ…なんて当たり前のことを思ったりして。おっきな会場で彼らが見せたかったもの、おっきな会場でおたくが見たかったもの。誰よりも速く走る彼らが言う「一人も置いてかねーからな!」、あまりにも良い。

 

OPブロックは、とにかくハイハイジェッツの勢いに巻き込むような、ハイハイジェッツのライブとは、を見せるような、無条件に観客をぶち上がらせるような構成だったように思う。"ハイハイジェッツが畳み掛けてくる"感。

序盤3曲で会場の熱を上げ、定番曲のクラホリとFIRE。何度も披露していることで我々はもはやイントロでぶち上がる身体になってしまっているし、披露するたびにブラッシュアップされているので彼らの歴史?成長?を感じながらさらにぶち上がる。

意図が見える選曲・構成がハイハイジェッツのライブの強みだと思うけれど、OPブロックだけでもそれを感じる。

 

EotFの最後、そおやが空に向かって「代々木まできたぞ!!!」と言ったけれど、じい、見ていてくれたかな???ハイハイジェッツ、ここまできたよ。

 

②ソロコーナー

Fence、何回見たって最高。スリーピーススーツ、サングラス、拡声器。緑色に染まる会場、赤いライト。初単独アリーナで原点回帰(?)のFence。痺れる。

 

DON'T WANNA DIE、存じ上げなかったけれど、北山さんの曲らしい。さくちゃんのダンスがすごく映える演出。おっきめJr.のみんながバックで踊るのも良い。さくちゃんほんと歌上手くなったなぁ。

 

イントロとシルエットだけで絶対橋本涼だ!!!!!となるFaKe。登場で息を呑み、視聴後、橋本涼さんのFaKe………しか言えなくなる。シーツとか指輪とか考えたのだれ?天才?失礼ながら本家菊池風磨さんのFaKeを見たことがないので、今度見てみようと思います。ありがとうございました(合掌)

 

みじゅが歌う二宮さんの虹。耳心地のいい伸びやかな声。みじゅ、本当に歌がうまい。完璧に歌い上げたあとの、ホッとした笑顔がまた良い。

 

終電を超えるゆうぴ〜〜〜〜〜すきすきすきすきすき…………(バタン)

ほんとうにかわいい。なんてかわいいんだろう。。。こんなにかわいい22歳男性がいていいのだろうか。。。間奏の優斗くんなんて、たくさんのちびっこに囲まれてもなお、ダントツのかわいさを誇っていてわけがわからない。かわいい優斗くんを見ると、一旦すべての思考がどっかに飛んで、心が溶ける。浄化作用がすごい。なんで11月にクリスマスの歌?とかいう疑問もどうでもよくなる。優斗くんって、楽しくて明るいキラキラアイドルソングが本当に似合う。途中でメンバーのみんなが出てきて、一緒に歌い踊る。優斗くんが見せたい優斗くんって、優斗くんが好きな自分の姿って、結局つまりこういうことなのかな、と思う。みんなの中で楽しそうに笑う優斗くん。優斗くんの楽しいはここにある。そのかわいい笑顔が見られるのならなんだっていいし、そのかわいい笑顔をまもれるのならなんだってします。

 

(余談だけどメイキングで、せっかくだから間奏のポーズをチームごとに変えたほうがいい、自分はそれに合わせる、と優斗くんが提案しており、その仕事人っぷりにめちゃくちゃに好きが溢れたのは言うまでもない。)

 

それぞれのソロ曲で客席のペンライトが次々と色を変え、一色に染まってゆく様がとてもとても綺麗。

 

③Lucky man〜Make You Wonder

ゆぴソロ〜Lucky man〜ウィークエンダー〜TWL、第一回視聴時からいちばん好きな流れ。本当に本当に好きですでに何回も見返した。ここだけまじで何回も見ている。

ソロ終わり、メンバーとフレジュくんたちをステージに残し、一瞬履けてだいすきメンカラ衣装を身に纏って出てくる優斗くん。ありがとう〜!からの、流れるように始まるLucky manのイントロ。最高ーーーーーーーー!

 

少クラでは見たけれど、ライブでやっている映像はまた一味違う良さがある(欲を言えばサマパラも見たかったですが…)。客席のペンラの動きが揃っていて気持ちいい。水に浮かべて〜の優斗くんの表情がすき。\KP!/のはしゆと、少クラでは見られなかったので、見られて嬉しい。これはみんなだいすきなはしゆとすぎる。しかしLucky man、本当にハイハイジェッツに似合っている。似合っているのか、ハイハイジェッツが楽曲を自分達に似合わせるのが上手いのかはわからないけれど。とにかく本当に良い。そして優斗くんがメンカラ衣装のマントをはためかせるたびにときめく。本当にこのメンカラ衣装がだいすき。マントが最高。マントの動きが天才的。考えて下さった方、ありがとうございます。

No.1 hero〜でNo.1を掲げながら縦花ど真ん中をズンズン切り開いて歩く優斗くん、完全に最強のひとで、眩しくて倒れそうになる。世界の覇者、スーパーヒーロー。

初めて見た時から、ここの振り、フォーメーションがだいすき。最強のハイハイジェッツ。

曲終わり、ターンと共にはためくマントにまたときめく。あ、このシーンは、進研ゼミ(写真)で見たやつだ!!!!!

 

からの、ウィークエンダーが最高最高最高。ハイハイジェッツ、大抵のカバーがマイナー気味の選曲なので、ザ・みんなが知っている王道曲がくると逆に新鮮で良い。私が知っている曲をハイハイジェッツが歌い踊っているー!の体験が今まであまりなかった(クリエは入ってないので見てない)ので、なんだか不思議な気持ちになった。ウィークエンダーを歌い踊るハイハイジェッツ、とことんアイドルでとても好き。ハイハイジェッツって、まじでなんでも似合っちゃうんだよな〜。明るくてキャッチーな曲のゆうぴー、本当にかわいくてかっこよくて楽しそうでだいすき。その甘い歌声も、こういう曲に本当によく似合う。個人的に全編通してもウィーケンのゆうぴーがいちばん好きかもしれない。

ところで、あの特大のそやゆと、一体なに?????ほんとそやゆとってやつは……………

 

エイトを通ったおたくなので、幾度となく聞いたTWLをハイハイジェッツがこの大舞台で(おそらくみんなが知っている盛り上げ曲として)歌ってくれたことが嬉しい。ぎゅっとしてるハイハイジェッツかわいい。これまた幾度となく聞いた錦戸亮ちゃんの「納期 根気 せまる 疑心暗鬼〜♪」パートを優斗くんが歌っているのはさすがに沸いた。応援〜パートをみじゅに歌わせるハイハイジェッツ、解釈大一致大優勝。お前ら騒がしいわ!!!!!(かわいい)

 

MYWはストリート風のバクステで。ステージ自体にデカいローラー用セットを組めるのも、アリーナ規模で公演をする醍醐味だなぁ。有り得ないバンクで滑るハイハイジェッツに見慣れてしまっているけれど、冷静にこのセットの中を自由に滑り回れるハイハイジェッツ、あらためてすごいな。これはもう一種のクセで、デカバンクが登場するとゆうぴーいける!!?!?と思ってしまうけれど、もう全然いけるのよ。本当にすっごくローラー上手くなったよね、、、ゆうぴーだけバンクの真ん中で旗振ってた頃が懐かしくて感慨深い。追い風を纏って〜で優斗くんがマントをはためかせながら降りてくるところが強くて綺麗。

 

④MC

女装だれが一番かわいかったか選手権、露出で票を稼ごうとするゆうぴーが相変わらずサイテーでだいすき。ハイハイジェッツ、どうかいつまでもゆうぴーがふざけられる場所でいてください。

どっちが盛り上がってんの対決、ここ一体俺チームでいいの!?なゆうぴーかわいい。「俺から目ぇハナスンジャネーゾ」かわいい。叩けば叩くほど速くなるウマ息子ゆうぴー、このダッシュが完全に後半曲に響いており、かわいそおもしろかった。でかい会場でもファンとの距離感が変わらないハイハイジェッツがだいすき。

円盤を見ていて思い出したのだけれど、唐突にこのライブのMCのときだけ披露されたオニツカタイガーコラボって、まじで一体なんだったんだろう。。。

 

⑤だぁどら〜Fight Back

それぞれの名前の幟を掲げ、たくさんのフレジュを従えただぁ〜どら、賑やかで楽しい。新歌詞は何回聞いても本当に愛だよなぁ。橋本涼さんの「は〜ふ♡」が聞けてうれしかったです。はやく声出してC&Rやりたいね。

 

Beastは代々木で持ってきたのは少し意外だった。ハイハイジェッツってたくさんのオリ曲のひとつひとつを忘れていなくてすごい。そしてゆうぴーバテてない???

 

baby goneのRimix、何回聞いても完全にデビュー組のそれ。電飾ローラータイムきた!5分割の画面に映る5人のシルエットがかっこいい。ハイハイジェッツが何でもさも当たり前のようにやるのでこっちの思考がバグってしまうけれど、その長方形の小さいステージにローラー履いて全員で乗るの冷静にこわくない!?べびごんは5人になって初期の頃のオリ曲で今まで何度も歌われているけれど、成熟した今のハイハイジェッツが歌うべびごん、バシッとハマる感じがあってかっこいい。

 

通称シャンデリア(出典:メイキング)と呼ばれていたでっかい装置が降りてきてセンステでFight Back。何を言っているかわからないと思うが、光る鉄棒の下をぐるぐる回ったあと、全員で一斉に逆上がりをする。ローラーを履いてなければ絶対にかっこよくならない紙一重の演出だけど、ちゃんとかっこいいのですごい。

 

⑥V6コーナー〜フレジュコーナー

V6が解散した11月、その聖地・代々木でV6のコーナーを設けるハイハイジェッツ、ジャニーズ事務所で育ち、事務所を愛し、先輩をリスペクトしているハイハイジェッツですき。

 

フレジュコーナーは、ごーごーきっずのみんな(この時はまだグループじゃなかったけど)が猪狩蒼弥振り付けのわなびーを歌い踊っており、この子たちは結成当初から猪狩蒼弥に振り付け・指導してもらえるのか…絶対ものすごいローラーチームになるじゃん…となった。

あと噂のスーパー大東タイム、まじでスーパー大東タイムだった。大東くん、実に爽やか。

 

⑦$10〜COMPLETE

フレジュコーナーが終わって、$10のイントロと共に一瞬暗転し、メンステから出てくるハイハイジェッツの貫禄。強い。少クラで擦り切れるほど見た$10。やっぱりバチクソかっこよくて痺れる。この赤黒衣装本当に良いよね。

 

からの、Be COOL。正直、セトリを知っていても、あまりにも格好良くて天を仰いでしまった。もし私が初日に入ったおたくだったらたぶん腰抜かしてたし、Be COOLに後半の記憶全部持ってかれていたと思う。懐かしい曲を絶妙なタイミングで引っ張り出してくるハイハイジェッツ、やはり巧者で感服する。はぁ〜〜〜たまらんな。。。

 

終盤の最後の盛り上がりに情熱ジャンボリーをもってくるのもうまい。余韻に浸らせる暇を与えない構成。ハイハイジェッツのオリ曲って本当にバリエーションに富んでいるよなぁ。ジャンボリーだいすき。バクステでぎゅっとしてるハイハイジェッツかわいい。

 

ひとしきり盛り上がり、一旦暗転して静寂に包まれたあとに始まるCOMPLETE。5人で歌う初めてのCOMPLETEをこの初単独アリーナ公演となる代々木の舞台に持ってきた意味。みんな本当に良い顔をしていて泣けてくる。

2019年の夏、Be my storyでせり出てくるステージに並ぶ5人、5分割の画面に映し出される彼らの姿を見て、ああ、もう彼らがいるべきはこんなとこじゃない、もっともっと大きい場所だ、と感じたのをふと思い出す。5つ並んだスタンドマイク、まっすぐに前を見つめてCOMPLETEを歌う5人、あのときよりも大きな5分割の大画面。その光景があの夏に妙に重なって、ああ、彼らはまた次のステージに進むんだな、と確信した。やっとここまできた、けれど、彼らはもっともっとさらに大きい場所へ向かってゆくのだな。本当に敵わない。君たちならどこへだっていける。

 

⑧FRONTLINE

初の単独アリーナ公演で初披露された新曲。このタイミングでこの曲を持ってくること、そこには意志しかなくて、ハイハイジェッツって本当にとんでもないな、と思う。白くてふわふわでゴツゴツの重そうな新衣装を身に纏って、俺たちこそ最前線だ、と歌う挑戦的で攻撃的ないかつい曲。新世界を見せてやる、俺たちが連れてく、とハイハイジェッツが言うのなら、嵐おこす光速で進んでいく彼らのことを、片時も目を離さずに見ていたい。振り落とされないように、なりふり構わずしがみついてでも彼らについていく。彼らが最前線に立つそのとき、絶対に当事者でいたいとまた決意を新たにした。

 

⑨挨拶

毎回全員分の挨拶レポを探して拝読するくらいHiHi Jetsの挨拶は本当に良くて、五騎当千オーラスの挨拶も言わずもがな全員とても良かったので、映像として残ったことが本当にうれしい。本来なら全員分のコメントを残しておきたいところなのだが、分量がとんでもないことになるので致し方なく割愛して、今回は優斗くんの挨拶のことだけ書かせていただく。

 

この挨拶で優斗くんは、涙を浮かべながら、大切に言葉を選びながら、2019年のことに触れた。2019年について、ジャニーさんが亡くなったことのつらさ、以外のことに触れたのは私の記憶の限りでは今回が初めてだったように思う(当日に読んだレポが正しければ、映像では核心をつく言葉の部分は消されていたが)。

色んなことが重なったあの年、優斗くんの夢も大切な場所も叶えたい未来もその笑顔も全部全部まもりたくて、背負っているものの大きさに眩暈がして、いつだって逞しくそこに佇む優斗くんがいつか潰れてしまわないか、消えてしまわないか不安だった。HiHi Jetsがだいすきで、5人で笑う姿をまた見たいと心から願っていたのは事実だけれど、一方で私にとっては優斗くんが何より大切だったので、君が望むなら手放したっていいんだよ、と何度も思ったのを今でも覚えている。ゆうぴーが笑えない世界なんて、ゆうぴーの夢が叶わない世界なんて、そんなのくそくらえだ、と本気で思った。

 

それでも、心の陰りを微塵も見せず、何でもないような顔をして3人の真ん中に、Jr.の真ん中に立ち続ける優斗くんに救われていたのもまた事実だった。想像を絶する大きなものを背負いながらも、少なくとも私たちから見える世界では、なにも変わらぬ様子でそこに立ち続けてくれていた。優斗くんを救いたかったのに、挫けそうな私の心を救ってくれたのは結局いつも優斗くんだった。優斗くんは本当の本当に大事なことは胸に隠しておくのがとっても上手なひとで、いつまで経っても本当のところは何考えてるのかわかんなくて、そういうところが心底だいすきで信頼している部分のひとつなのだけれど、当時もやっぱり暗い部分はひとつも零さずに、記憶の中の優斗くんはいつだってカラッと笑っていた。

 

だからこそ、今回の挨拶であのときは正直キツかった、という胸の内を話してくれたことに、ああ、もうそんなふうに皆の前で話せるくらい、HiHi Jetsは前に進んだのだな……と思った。当時を過去として話せる今が、キツかったと零せる今があって良かったと心から思った。

5人のHiHi Jetsを守ろうと手を差し伸べてくれた大人たちが彼らの周りにいたことも知った。これは当時の処遇や彼らが置かれた環境から薄々気付いていたことではあったけれど、ジャニーさんがいなくなっても彼らの未来を守ろうとしてくれる、彼らに賭けたいと思ってくれている大人が彼らの周りにいてくれることをあらためて知って、本当に安心した。

5人を応援できている今、絶対に当たり前なんかじゃない。あのとき誰一人として5人を諦めないでいてくれたから、今がある。君は君の好きなように、君のことをいちばんに考えて、君の楽しいを大事に生きていいんだよ、何にも背負わなくていいんだよ、といつも思っているけれど、ゆうぴーの選んだ人生がハイハイジェッツなんだよな、と何度目かの答え合わせをした。

 

HiHi Jets(曲)〜ED

挨拶からそのまましっとり終わりそうな空気の中で、ラストに2回目のHiHi Jets(曲)を持ってくる構成。これだからハイハイジェッツには敵わない。セトリ全体を通して見ると、まさにハイハイジェッツ総集編、ぎゅぎゅっと詰め込みました!みたいな、まるで自己紹介のようなコンサート。そのコンサートがHiHi Jetsに始まりHiHi Jetsで終わるなんて、あまりにもよくできている。別にここが目標ではなく、集大成でもない、もっと先の目標のための通過点、ここからまた加速していくぞ、というライブにする、というその意図がしっかりと伝わってくる。ハイハイジェッツのコンサートはひとつひとつの構成・選曲に全て意味があって、その意図が観客である私達にもバシバシ伝わってくるのがすごい。間奏で蒼弥が「俺たちが伝説になるって言う限り俺たちは一生挑戦者です!だから死ぬまで、俺たちは誰よりも速く!誰よりも自由に!誰よりも派手に!この世界に居続ける!!!」と叫ぶ。落ちサビで外周の内側を向き、笑顔で視線を交わし合う5人。ああ、この人達を応援できている今が本当にしあわせだ。

 

アンコールのZENSHIN、ぎゅぎゅっとするハイハイジェッツがかわいい。2番が映像に残ってうれしい。姿が見えなくなった後の、\ハイハイ !/がないのはやっぱり寂しくて、本当にはやく声が出せるようになるといいなぁと思う。

 

最後まで見てやっと、今回もボーッとする時間が1秒もなかったな、と気付く。ハイハイジェッツは本当にコンサートが上手い。気を抜く暇を与えない。だから最初から最後までずーっと楽しい。これって本当にすごいことで。もっともっとたくさんの人に彼らのコンサートを見てほしい。蒼弥が言っていたように、10年後20年後彼ら以上に私達を楽しませてくれる人なんていないと本気で思う。最高のエンターテイメント集団、HiHi Jets

 

本当はメイキングの感想も残したかったけれど、有り得ない超大作ブログになってしまったのでここで一旦おしまいにする。

 

 

挨拶の最後で優斗くんが言った「HiHi JetsHiHi Jetsだけの道でトップを取りにいきます」という言葉に、8.8の翌日のEXで聞いた「僕たちは僕たちの道でトップを目指して行きたい」という言葉が重なって、この3年弱に思いを馳せた。あの頃よりずっと鮮明な輪郭を帯びたその未来を彼らが手にするその日まで、彼らにとっていちばんの追い風であり続けたい。